ヤンキー剣舞は通さない

ヤンキー剣舞は通さない

主にポケモンの構築とか

【SMシングルS5】くるくるロップスタン【最高最終2108/39位】

どうも、のぶれんです。

今期はしのもりの呪いに苦しみながらも、レート2100にはなんとかのせれたので久しぶりに真面目に構築記事を書きたいと思います。

 

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【構築経緯】

新たに解禁されたメガミミロップを使いたいと思い、構築を組んだ。ミミロップを活かすためには周りでサイクルをくるくる回しつつ削りを入れ、最終的に一貫を作るのが良いと思い、タイプの良さとボルチェンでサイクル適正があり、毒毒などで耐久潰しも行えるヒトムと、ヒトム・ミミロップと相性が良く耐性耐久火力どれをとっても優秀なギルガルドを入れ、ミミロップ+ヒトム+ギルガルドを明確な軸として組んだ。

ミミロップヒトムガルドではドヒドイデ・レヒレ・カバが重く、またこれらのポケモンを倒すためには裏への削りも考慮しなければならない場面が多いため、Sが早く一貫性の高い受け崩し要因として自慢のジャローダを採用。

この時点でバシャーモ・リザX・害悪戦術がきつい為、それらに対して大きな負担をかけられるアシレーヌを採用。このポケモンミミロップを見て出てくる受けポケモンに強く、サイクル崩し要因となれる。

最後の枠には、リザXYどちらが出てきても対応でき、電気の一貫を完全に消すことも出来るスカーフガブリアスを最初は採用していたが、技の一貫が取れず動きにくかったため、より選出しやすくするため威嚇蜻蛉でサイクル要因になれるスカーフランドロスに変更した。これによりリザが若干辛くなったものの、立ち回りと検定でまだカバーできる範囲だと考えた。あのポケモンメガ2種類あるの本当ズルくないですか?

 

【個別紹介】

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ミミロップ

持ち物:メガストーン

性格:陽気

特性:柔軟→肝っ玉

141(4)-188(252)-114-x-116-205(252) (メガ後)

恩返し/飛び膝蹴り/猫騙し/冷凍P

 

この構築の始点にしてエース。
同じ高速格闘メガのバシャと比べると火力不足感は否めないが、技の一貫性の高さと猫騙しがある点・飛び膝蹴りをゴーストに透かされない点・影撃ち無効の点でトップメタのミミッキュの対しての安心感を持てる性能がウリとなる。前述の通り、この構築はミミロップの一貫を取ることを第一の勝ち筋として考えているが、選出しなくてもその選出誘導力の高さから相手の裏を読みやすくなり、対戦の展開を組み立てることに大きく役立ってくれた。
4枠目の技は電光石火、アンコールなども使用していたが最終的な構築に氷技がなくなったことやゴツメランドが当たり前のように後出しされることが鬱陶しかったので冷凍パンチを採用した。正直諸説。

 

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ジャローダ

持ち物:バンジの実

性格:臆病

特性:天邪鬼

177(212)-x-116(4)-98(20)-118(20)-181(252)

リフスト/蛇睨み/宿り木の種/身代わり

 

自慢の半分回復実持ちやどみがジャローダ
前述の通り、受け回し系統への崩しを行う。残飯をあえて持たないことで身代わりがほぼ警戒されないので有利対面で身代わりを残しやすく、そこからタイプ相性を無視したやどみがによる崩しを行っていける。テッカグヤなどがホイホイ出てくるが格好のカモ。マンダゲンガー入りへの崩しは少々キツイが、蛇睨みを交代際に撒くことで2サイクル目から再び崩しに行ける。半分回復実もやどみがで能動的に発動できるため腐る場面がほとんどなく非常に強力だった。
どれだけ崩しづらい相手にも蛇睨みを撒いて試行回数を稼ぐ運ゲが出来ることで"詰んでいる"構築を極力減らせたが、終盤増えたバレル入りのサイクルに対してはどうあがいてもこのポケモンを通せないのが辛かった。
詳しい調整意図は前期このジャローダを使用してくれたシンヤ様が記事に書いてくれているのでそちらを見てね。Hは4nの176を推奨。
【SMシーズン4 使用構築】ハイブリッド カバマンダ 【最高・最終2108 43位】 - 攻撃こそ最大の防御

 

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ヒートロトム

持ち物:オボンの実

性格:控えめ

特性:浮遊

152(212)-x-128(4)-165(196)-129(12)-117(84)

オバヒ/ボルチェン/めざ氷/毒毒

 

自慢の調整のヒートロトム
H4n、C11n、B<Dで火力と耐久に出来るだけ割きつつ、4振りグライオン抜きまでSを振ることで流行りのHDグライオン咎めることが出来る。また、Sをここまで割くことで最悪レヒレに対して上をとっている算段で対戦を進めることも一応可能。(レヒレはSぶっぱまであるので本来あまり好ましくないが)
持ち前の優秀なタイプによる攻撃的なサイクル性能は健在で、それに加えて毒ボルチェン+ロップの猫は単純ながらにあらゆるポケモンへの崩し・ストッパーとなれる点も非常に優秀だった。ロップに石化を採用すると相性の悪いリザXに対してすらストッパーとなれるのでロップの4枠目はホントに悩ましい。
数値が足りない分、調整や立ち回りで頭をフル回転させる必要があるのが逆にこのポケモンの楽しいところでもある。

 

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霊獣ランドロス

持ち物:拘りスカーフ

性格:陽気

特性:威嚇

165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)

地震/ストーンエッジ/蜻蛉返り/叩き落とす

 

偵察役兼ストッパー兼お掃除役。
前述の通り、元々はスカーフガブリアスだったが、ランドロスに変更したことでサイクルの汎用性が格段に上がり、立ち回りの核となる場面も多かったのでこの変更は正解だったと思う。ついでにこの構築の場合はランドロスだとスカーフをほぼ読まれなかった点もアドだった。意地よりもポリZや最速じゃないS+1リザXなどに対してストッパー性能を求めて陽気で採用。岩技は諸説だが、レボルトに後出しして落としきれないのはあまりに弱いと感じたので命中不安ではあるがエッジを採用。4枠目も馬鹿力ステロなど諸説諸説してるが、今回は一貫性の高い叩きを採用した。
こいつを選出した時にはサイクルをガン回しして全力で仕事をしてもらうことが勝ちに繋がる。

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 アシレーヌ

持ち物:アシレーヌZ

性格:控えめ

特性:激流

183(220)-84-94-195(252)-136-85(36)

アリア/ムンフォ/アクジェ/身代わり

 

唯一のZ枠のアシレーヌ。バシャやリザに圧力をかけつつ害悪対策もしてもらう。
有利対面を作ってしまえば一貫性の高い高火力の水/妖技で圧力をかけていけるが、簡単に後出しできるほどの耐久はないのでランドの威嚇サポートやとんぼるでの対面操作によって有利対面を作っていくのがこのポケモンを使う上で重要だと感じた。ちなみに4枠目の技は滅びやアンコ、めざ炎も考えられるが、これらの技はアシレーヌの役割を増やす技であり、身代わりはアシレーヌの性能を最大に活かすための技だという違いがあると考えている。今回は滅びアンコめざ炎が欲しい相手には他のポケモンで対策をとれるor身代わり貫通のアリアで充分と感じた為、最大限アシレーヌの性能を引き出す身代わりを採用した。火力は削りたくなかった上、耐久もギリギリなのでSはカグヤを抜けそうなくらいの気持ち程度しか振ってない。

 

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ギルガルド

持ち物:食べ残し

性格:意地っ張り

特性:バトルスイッチ

161(204)-110(236)-170-x-171(4)-88(60) (6余り)

アイヘ/影撃ち/剣舞/キンシ

 

ちょっと珍しい残飯剣舞ギルガルド
初めは普通に毒ガルドで採用しようと思っていたが、遂行速度を速めて早々に詰め筋となれることやフシギバナで詰みかねなかったことから剣舞ガルドに変更した。残飯と剣舞はあまり相性が良くないと思われがちだが、サイクルする上での繰り出し性能が挙がる点、場持ちが良くなり強引に舞える回数を増やせる点、ガルドを使う上で発生する択を無くすor有利にする点で非常に優秀だった。単純な単体性能だけでなく、ハメ戦術に強かったり、誤魔化し性能が高かったりと、とにかく信頼を置いていたポケモン。ただし、この技構成だとドランやカグヤ入りのサイクルには負担がかけられないため、ガルドを選出する場合はそいつらを裏で処理するor削るなど立ち回りを工夫する必要があった。Sは87が激戦区となっていると感じたので88まで振った結果、努力値が余ってしまったが、無駄に振り切ろうとしてBDに振ってHを下げると耐久がかえって下がってしまうため、これで良いと思っている。

 

【反省】

それなりに強いと思える構築に仕上がったと思っていたが、最上位層が終盤使っていたバレル入りなどの構築がかなり辛く限界を感じた。バレルを少し前に使ったことはあったが、マンダリザが多くフィールドなどもあり環境に全く刺さってないと感じたのでSM環境では今後増えることは無いだろうと思っていたが、認識が甘かったと言わざるを得ない。私は環境メタの構築よりもある程度どんな環境でも戦える構築を目指しているが、勿論環境上位の並びに弱くては話にならない。今期は完全に最上位層との差を感じた結果となってしまった。来期は潜るか未定だが、潜るなら今回の反省を活かして構築を組んでいこうと思う。

 

【結果】

TN のぶれん   最高2081 最終死亡
TN UBしのもり 最高2108 最終2108 順位39位

 

記事を読んでくださった方並びに今期対戦していただいた方はありがとうございました。しのもりについて聞きたい方は@karasu_pokeまで。